2012年08月08日

日本にも「緑の党」結成!・・・政党を立ち上げることが容易でない国                              小金井市議:漢人明子さんに聞く♪

 日々の過ぎていく速度が、速いこと速いこと・・・
随分更新しないまま、気になりつつ取材先を模索しておりました。
 ・・・ひとつ、放射能関連の取材をようやく済ませましたが、まだインタビューの編集作業に取り掛かれていません。それどころか、お約束の「緑の党」結成についての小金井市議:漢人明子さんのお話のアップもできていませんでした。
 インタビューは5月でしたから、「緑の党」結成準備のお話を伺っていましたのに、この間に7月28日に結成総会が開かれ、新党が誕生しています!

「緑の党」

 何はともあれ、政治にお金が掛かるという事実は、新党結成においても例外ではないというお話、聴いてください♪



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「緑の党」のHPは、こちら・・・・
  http://www.greens.gr.jp/

お話を聞かせてくださった、小金井市議:漢人明子さんのHPは、こちらです・・・
  http://kando.cc/


 次回は、南相馬市議:大山弘一さんの登場です!!
どうぞ、お楽しみに♪






ラベル:漢人明子 緑の党

2012年06月20日

政府や行政の危機管理は改善した?再稼動に納得できない訳                                                                           小金井市が21年間、放射能を測り続けられた理由を改めて考える♪ 市議会議員:漢人明子さんC

 原発の再稼動が、なし崩しに決められてしまいます。まるで、原発無しで夏を乗り越えることなどあってはならないから、駆け込みで再稼動させたいかのように・・・。
 安全性が確認された・・・?
 「発電準備作業中の関西電力大飯原発3号機で19日夜、発電機のタンクの水位が下がったことを示す警報が作動し関電が原因を調査。関電がこれを発表したのは半日後で、原子力安全・保安院は発表の遅れを謝罪」
 安全どころか、危機管理の問題さえ改善されていない・・・。

 先日、菅直人前総理大臣元政策秘書:松田光世さんの事故直後の官邸対応に関する証言動画を観ました。
原発事故直後の本部事務局は経産省地下にあり、事故対策本部が官邸にあった。司令塔が2箇所?ここから、既にマニュアルが間違っていたと、彼は語っています。マニュアルどおりに動けば動くほど、ありとあらゆる情報が錯綜し、対応が遅れてしまった。呆れるような東電の対応についても、生々しく語られています。
 立場が違うと、全く違う事象であるかのように主張が異なることは往々にしてあるものですが、今の日本のトップの混迷は、あまりにも酷い気がします。命を守るべく作成されたマニュアルが間違っていたのであれば、書き直さなければなりません。・・・でも、人々の命を守ることを目的として作られたものなのかしら?という疑問まで抱いてしまう・・・。

 動画は、こちらで・・・
http://www.youtube.com/watch?v=iZgWtq98cbI&feature=channel&list=UL
http://www.youtube.com/watch?v=139R0g3Oxdo&feature=BFa&list=ULiZgWtq98cbI

 先ほど、南相馬市議会のネット中継を観ていました。以前から注目している、南相馬市議・大山こういち氏の一般質問が気になっていましたから・・・。
 原発事故当時の南相馬市長の言動を確認しつつ、その動機を問う大山議員に、今更そんなことを確認してどうなるものでもない、あの時点でできうる限りの対応をしたと答える市長!あらゆる発言に、市民の命ではなく物流・経済が優先されています。避難区域を30`圏内に定めたから、物流も金融も機能停止してしまったと・・・。そうせざるを得ないほど、人々の命が危険な状況であったとは考えない、命優先のセオリーは、全く無い市長の発言に、驚きました。
 
 政府が、行政が、民間企業が、様々なマニュアルの書き変えをしなければならないのでしょうが、守るべきものが違えば、その手順も方法も仕様も全く違うものになってくるのですよね。やはり、納得できないことには、声を出して主張しなければいけません。

 国際環境NGOグリーンピースでは、様々な情報提供とアクションを起こしています。何かしたいけど、何をしていいのかわからないという方、グリーンピースのホームページから、アクション参加のページに進んでみてください♪

 国際環境NGOグリーンピースのホームページはこちら・・・ 
   http://www.greenpeace.org./japan/ja/


 さあ、もっと具体的で身近な視点で、地方行政に働きかけをしたいという皆さんの参考になるのが、21年間、放射能を測り続けてきた東京都小金井市の市議・漢人明子さんのお話です。
 事務所に伺ったのが、5月の始めでした。記事の更新が遅れたので少し時差ができてしまいましたが、ご自分の体験を踏まえてのお話は、とても興味深いです。
  
漢人

 漢人明子さんの著書「『内部被ばく』こうすれば防げる!」(文藝春秋)には、一人の子育て中のお母さんだった漢人明子さんが、どのようにチェルノブイリの原発事故を捕らえ、どのように活動してきたのかを含めて、放射能汚染された日本でどのように子育てしていけばよいかのアドバイスも沢山散りばめられています。

 では、小金井市議・漢人明子さんのインタビューCをお聴きください♪


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 いかがでしたか?
次回は、漢人明子さんが緑の党について語ってくださっています。
どうぞ、お楽しみに♪



ラベル:漢人明子

2012年06月04日

ガレキによる放射能拡散について! 21年間放射能を測り続けた小金井市議:漢人明子さんに伺う♪B

南会津の蕨

 ゴールデンウィークが過ぎると、毎年、福島県の南会津に住む知人が、こごみや蕨などの立派な山菜を送ってくれます。料亭などに卸すと、それはそれは高値で引き取られそうなほど立派な山菜です。今年も、頂戴しました。送るぞぉ〜という元気な声でお電話を頂いた2日後には、我が家のキッチンに!
 ただ、こんなに立派な蕨も、誰にでもお裾分け・・・という訳にはいかなくなったのが残念でなりません。
 送ってくださった方が、たまたま、地域の放射線量を測定するアルバイトをなさっているので、これが採れたのが福島県内の山とはいえ、昨年からの放射線量は東京都内の私の住む街の放射線量よりも低いことすらあるということが判っています。そんな事情を説明しつつ、数人に密かにお裾分けをして、季節の山の便りを食しました。

漢人明子さんの事務所にて

 さて、東京都小金井市の市議会議員:漢人明子さんのインタビュー3回目は、ガレキの問題についての話題からお届けします。一般的に公表されている情報の中には、ある思惑が含まれて一方的に提供されているものがあるように思われます。漢人明子さんも、同じように感じていらっしゃるのでしょう。ガレキに関してはごみ焼却場を持たない小金井市は発言できる立場にないけれども・・・という前提で、意見を聞かせてくださいました。
 又、行政に働きかける際のポイントについてお話くださっています。議員でありながら市民の目線でのアドバイスは、必聴です♪ 請願が有利なのか、陳情で良いのか!!!?それを、どのように選択していけばよいのか!!!? 


 では、お聴きください♪ 21年間放射能を測り続けた小金井市議:漢人明子さんBです♪




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 お話の中で出てきた、東京都の中学生に配られたパンフレットの中身は、一貫して、身近な放射能をむやみに怖がるのは止めましょうと訴えてあるように思えます。
スキャン0003.jpg

 実際に、各ページに[ココがポイント]というグリーンの枠で囲まれたトピックスがあるのですが、4ページ目には、「放射線は、そのままでは目で見ることは出来ませんが、私たちの周りのどこにでも存在し、また、身近な色々な分野で利用されています。」とあり、5ページ目には、「人類は、放射線が存在する中で生まれ、進化してきました。私たちは、日常生活でも放射線を受けています。」と書かれています。

 このパンフレットで文部科学省は子どもたちに何を教えたいのでしょうか?
私は、私の教えたいことをこのサイトに綴っていきたいと思います。



 漢人明子さんのお話は、まだまだ続きます♪
次回も、お楽しみに♪

 漢人明子さんのホームページ
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ラベル:漢人明子

2012年05月26日

食の安全についてどう考えるか!?放射能を21年間測り続けた小金井市議:漢人明子さんA

漢人明子さんの事務所にて

 5月の始め、東京都武蔵小金井市にあります、小金井市議:漢人明子(かんどあきこ)さんの事務所に伺ってきました。本に囲まれてパソコンに向かっていらした漢人明子さん、とても気さくに招き入れてくださいました。お話からも写真の笑顔からも、市民の生活に根付いた地方行政のために労を惜しまず、日々、明るく邁進していらっしゃる方なのだろうと察することが出来ます♪

 前回のお話にありましたように、そもそも、市民の声で誕生した小金井市の放射能測定室!チェルノブイリの原発事故から数年後に、輸入された食品から放射能が検出されることに危機感を覚え、子育て中のお母さんたちが声を上げて、食品の安全を確認したいと市に願い出たのです。その中の一人が、まだ新米ママでいらした漢人明子さんでした。(詳しくは、著書『「内部被ばく」こうすれば防げる!』をどうぞ♪)

 やがて、市民団体と行政を繋ぐ役割を担うべく、漢人明子さんは市議会議員になります。ですから、生活者としての市民の気持ちも、組織としてどうあるべきかという行政からの見識をも交えて、お話を伺える今回のインタビューは、とても興味深かったのです。
 ついつい、行政のやることはぁ〜!!なんて、ぼやいてしまいがちな私ですが、出来る範囲で柔軟に、諦めずに向き合っていかなければならないのだと学びました。

 さあ、それでは、「21年前から食品の放射能を測り続けていた小金井市!市議:漢人明子さんに伺うA」をお聴きください♪



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 そもそも、放射能測定器を買うことに異議は無いけれども、専任の測定者を置くことが出来ないからと渋っていた市に対し、市民団体でボランティアで計測していくからと宣言して始まった小金井市の放射能測定室! チェルノブイリの日本への直接的な影響は、26年も経った今、確かに薄れてきています。(一番顕著に放射能が検出されたベリー類は、未だにヨーロッパから輸入差し止めになるジャムなどもあるそうですが・・・)持ち込まれる検体も少なくなってきた去年、考えてみもしなかった事態を迎えました。国内産の食品を測らなければ安心できないという緊急事態・・・。

 急に増えた検体を、どのように処理するか!
 検査結果を、どのように発表するか!
 当初の目的として明記してある食品だけでなく、土や堆積物なども測りたい!

 これらに付随する責任と管理や対応・対策・・・動けば動くほど、処理しなければならない問題が増えてくるのです。
 「ある意味、市民団体がボランティアでやっていたからこそ、続いてきた。」という、前回の漢人明子さんの声が蘇ってきます。小回りが利かないと、生活に寄り添った動きには発展しません。

 行政に頼るだけでは不十分!自分たちで出来ることをしていかなければ!!という思いは、今回の取材で少し変わってきました。行政に頼るだけでは不十分!行政に添える何かを模索すれば、何かを変えることが出来る!??

 次回も、お楽しみに♪ (^^)v


漢人明子さんのホームページはこちら・・・
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ラベル:漢人明子

2012年05月19日

放射能を21年間測り続けた小金井市:市議・漢人明子さんに伺う@

広島平和公園

 しばらく、忙しく活動しておりました!広島で1年半ぶりの取材報告会を開催してまいりました。
放射能汚染されたガレキを地方に・・・放射能が日本中に拡散してしまうことに危機感を感じて、少しでも多くの方に、今、私たちが何をするべきなのかを考えていただくきっかけになればと、私の故郷・広島に急ぎ出掛けてきました。
 健康ラジオ番組で取材したことを報告する会は、広島市のマクロビオティックレストラン「メゾン・ド・クロワッサン」で開催します。市街中心部から平和大通りに出て、テクテク歩いて向かうのがとっても好き!初夏の日差しを浴びた平和大通りは、とても美しく緑が輝いています。途中、平和公園の前に差し掛かります。原爆資料館の前には、被爆者があんなにも求めた水を湛えた噴水、その手前で「嵐の中の母子像」が迎えてくれます。
 この前を通りながら、いつもよりいっそう、平和を願う気持ちを新たにしました。子を守りたい一心のお母さんが、「これでいいの?」と、語りかけているような気がしました。
 
 完全に放射能を除染するから大丈夫だと静岡に持ち込まれたガレキは、60%しか除染されていないまま・・・しかも殆ど東電が出資している子会社の除染施設にお金が落とされて・・・焼却処分され、放射能を含む灰が空を舞い、埋められた灰が雨で流され・・・という現実を、私たちは直視しなければなりません。
 
 農林水産省は4月20日、スーパーや食品メーカー、外食産業などの業界団体(270団体)に対し、国が設けた放射性物質の基準を守るよう求める通知を出しました。国よりも厳しい独自基準を設けて自主検査を実施し、「『放射性物質不検出』の食品しか売りません」などとする動きに歯止めをかけるのが狙いだといいます。・・・ありえません。政府が、食の安全・安心を提供するどころか、邪魔をするなんて・・・。

 

 今月早々に、実は、小金井市議の漢人明子さんにお話を伺ってきました。編集作業が進まないまま広島に出掛けてしまったので、記事のアップが遅れてしまいました。出来るだけ急いで、ご紹介していくことに致しましょう♪

 そもそも、私が東京都小金井市議・漢人明子(かんどあきこ)さんの存在を知ったのは、この本「『内部被ばく』こうすれば防げる!」を本屋で見つけた時でした。小金井市は、チェルノブイリの事故の影響を重く見た市民からの声で放射能測定器を導入、以来21年間測り続けているというのです。その小金井市市会議員であり、著者の漢人明子さんが、この本で、様々な疑問に答えていらっしゃいます。

漢人明子さん著書

 そう、どんな食品が危険なのか、どのように食品を選んでいけばよいのか、放射能汚染をどのように受け止めたらいいのか、どのように測るのか・・・極めつけは、どうすれば学校や行政を動かせるのか・・・。
 こんな本を書いた方を、放っておける筈はありません!!勿論、直ぐに取材をお願いいたしました。直ぐに、OKのお返事は頂いたのですが・・・実は、市議会の真っ最中だったため、一段落するのを待っての取材となりました。
 そもそも、市民からの声で生まれた放射能測定室・・・その声には、若いお母さんだった漢人さんの声も含まれていたのです。やがて、なるべくしてなった市会議員。そのあたりの経緯から伺っています。

 では、小金井市議・漢人明子(かんどあきこ)さんのお話@をお聴きください♪



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 いかがですか? 市から要請を受けた専門家が放射能を測定していたのではなく、ボランティアの市民が運営していたからこそ21年も続いたというのは驚きでしたが、行政と市民とのあり方のヒントが隠されているようにも思えました。

 次回は、より具体的にお話を伺ってまいります!どうぞ、お楽しみに♪


漢人明子さんのホームページはこちら・・・
http://kando.cc/  


  
ラベル:漢人明子