このネットラジオ専用サイトを立ち上げたのが、昨年の7月でした。15年もラジオの健康番組で医療・食・健康を取材し続けてきたのに、一番必要な時に一番大事な情報発信が出来ないことに、とても違和感を覚えました。
放射能の問題には触れない!という番組方針が決まったのは、数回に分けて放送される筈だった野呂美加さんのインタビューが、1〜2回放送になった後です。途中で別の取材ものに変わったのです。明らかに、微妙な問題は避けて通ろうという方針でしたが、一パーソナリティーとしては従うしかありませんでした。
そこで、ささやかな抵抗として、個人的に勝手に取材して、勝手に情報発信する場を設けたのです。
どうせなら、やりたい取材は、みんなここで!!ということで、硬軟入り混じった変なサイトになってしまいましたが・・・。
チェルノブイリの原発事故から26年!未だに奇形児が生まれる率が高く、子ども達が病気に苦しんでいる・・・つまり、事故はまだまだ収束していないということ、放射能に汚染された食べ物が子ども達を蝕み、それは2世代3世代へと連鎖していくという実態をつぶさに見てきた日本人の一人が、「NPO法人チェルノブイリへのかけはし」の代表・野呂美加さんでした。
20年前から、ベラルーシの子どもたちを夏休みに受け入れ、日本で保養させるという活動を根気強く続けてきたチェルノブイリへのかけはしです。その20回目の節目となる保養が、昨年の夏だったのに、奇しくもベラルーシの子どもたちを受け入れるどころか、日本の子どもたちをイタリアに受け入れてもらうという事態になったのでした。
そんな混乱の真っ只中の6月に、野呂さんに電話でインタビューをしていました。
その時の模様は、こちらです。
http://seiko-masuoka.seesaa.net/category/10844690-1.html
あれから10ヶ月!
4月14日(土)に東京・下北沢で、野呂美加さんの講演会がありましたので、出かけてきました! 主催は、地元のお母さんたちのグループ・代沢ファミリーさん。本当に、子育て中のお母さんたちの「子どもを守りたい」という思いは、何よりも強いです。ですが、神経質すぎるのでは?と、実態を知ろうともしない人々から、冷ややかな視線を浴びせられることも少なくないようです。頑張れ、お母さんたち!!
この10ヶ月間に野呂美加さんが感じたこと、頑張っているお母さんたちに伝えたいことなどについて、話してもらってきました。
では、お聴きください♪
※下のプレイヤーでプレイボタンを押せば
WEB上でPODCASTをお楽しみ頂けます。
再生できない場合、ダウンロードは🎵こちら
※iフォンやスマホなら聴いていただけるのですが、携帯からは聴けません。
PCからお願いしますね♪
お話の中の、「こっそり出されている緊急情報」というのは、原子力安全・保安院のホームページに表示されている緊急情報のことです。
3月12日にこんな記述がありました。
『4号機の使用済燃料プール冷却系において「熱交換機ユニット漏えい流量大」の警報が発生し、当該冷却系が停止(14:44)。現在、詳細を調査中、(現在のプールの温度は28℃、温度上昇率については0.532℃/hと評価している。)』
本当に、ひっそりと「4号機の冷却系が止まっていました」と書かれているのです。
汚染水の漏洩なども、頻繁に起こっていることがわかります。
私は、緊急情報メールサービスに登録しています。この緊急情報の更新内容が、メールで報告されるシステムです。是非、皆さんも!!皆で監視していることを、アピールする必要があると思います。
原子力安全・保安院のホームページは
http://www.nisa.meti.go.jp/
トップページの左肩に、緊急情報の表示があります。ここをクリックすれば、緊急時情報ページにいくことが出来ます。そこに、メールサービスの登録についての案内があります。
まだまだ、フクイチが危険回避できたわけではないし、事態の収束はおろか、事態の把握も出来ていないのに、どうして安全が確認された他の原発があるというのでしょう?再稼動が話題になるのでしょう?確保しなければならないのは、電力や経済ではなく、命なのではないでしょうか?
今日も、野呂美加さんは、日本のどこかで、チェルノブイリから学ぶべきことが沢山あると訴えていらっしゃることでしょう。その声が、一人でも多くの心に響くことを願います。
チェルノブイリへのかけはし
http://www.kakehashi.or.jp/
http://www.facebook.com/npokakehashi