夏の空・・・ジリジリと照りつける太陽と、それに立ち向かうかのように聞こえてくるセミの声、まさに夏の風物詩ですが、昨年の夏から少しオカシイ・・・。
昨年2011年の夏には、我が家のマンションの中庭のシンボル・山桜の木からセミの声は一度も聞こえてきませんでした。今年、半ばドキドキしながら夏を迎えましたが、8月も終わろうとしている今、数匹の・・・そう、数えるほどの数のセミの声を聞くことができただけでした。
秋を迎える頃には、毎年、(1階に棲む我が家には少しばかりの芝生の庭がありますが)虫の声が、競い合うかのように聞こえてきました。昨年は全く・・・今年も未だ聞こえてきません。
間違いなく、ここ東京にも放射性物質は降り注ぎました。地上で、地下で、一体何が起こっているのでしょうか?
食の安全について、私が師と仰ぐ「食政策センタービジョン21」主宰・安田節子さんも、以下のような記事をフェイスブックで紹介していらっしゃいます。
「ネイチャー誌(2012年8月9日)に公開された琉球大学大学院・理工学研究科海洋自然科学専攻チームによる研究論文「ヤマトシジミ蝶 福島原発事故の生物学的影響」は、シジミ蝶に深刻な生理的・遺伝的損傷を与えたことを明らかにした。
http://www.nature.com/srep/2012/120809/srep00570/full/srep00570.html
被爆した個体よりその子孫へ影響は増幅して現れている。そして北大の研究でアブラムシの仲間ワタムシに奇形1割との報告。」
さて、前回に引き続き、福島県南相馬市議・大山弘一さんのお話をご紹介して参ります。
2回目の今回は、福島のみならず、東京でも水元公園や皇居などでも見つかり話題となった「黒い粉」について、そして、2011年3月20日に南相馬市は避難しないと決めた市長の根拠について、大山市議が語って下さいました。
先ずは、南相馬市議・大山弘一さんに聞くAをどうぞ♪
※下のプレイヤーでプレイボタンを押せば
WEB上でPODCASTをお楽しみ頂けます。
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※iフォンやスマホなら聴いていただけるのですが、携帯からは聴けません。
PCからお願いしますね♪
線量の異常を示す黒い粉の正体が何なのか、大山弘一さんのブログの過去記事を是非、ご覧下さい!!
http://mak55.exblog.jp/m2012-03-01/
http://mak55.exblog.jp/m2012-08-01/
空中で、地上で・・・巻き散らされた放射性物質が満遍なく薄まっていくわけではないのです。生物によって、取り込まれ、濃縮され、あちこちに拡散されているのです。この事実を認めれば、自然の力で掻き集められた放射性物質を小まめに収集することで、今行っている根拠のない除染より、意味ある除染ができると思うのですが・・・。
市長が、高線量の南相馬市に留まることを決定した根拠は何もなかったと、それどころか、命を優先しない選択を悪びれもせず、あの時点で最善を尽くしたと答弁する南相馬市議会一般質問の様子は、まるで今の社会の縮図を観るようです。経済優先の理論には、立ち入り禁止区域を作ることさえ、物流を阻む悪策だったと・・・・・! 本当に、驚く答弁でした。
大山弘一さんのHPから、動画を観ることができます!
http://www.mak55.com/
私たちの国で、私たちの身に何が起こっているのか、私たちは正しく知る必要があります。
次回は、もっと具体的な原発事故当時のお話を伺います。