5月の始め、東京都武蔵小金井市にあります、小金井市議:漢人明子(かんどあきこ)さんの事務所に伺ってきました。本に囲まれてパソコンに向かっていらした漢人明子さん、とても気さくに招き入れてくださいました。お話からも写真の笑顔からも、市民の生活に根付いた地方行政のために労を惜しまず、日々、明るく邁進していらっしゃる方なのだろうと察することが出来ます♪
前回のお話にありましたように、そもそも、市民の声で誕生した小金井市の放射能測定室!チェルノブイリの原発事故から数年後に、輸入された食品から放射能が検出されることに危機感を覚え、子育て中のお母さんたちが声を上げて、食品の安全を確認したいと市に願い出たのです。その中の一人が、まだ新米ママでいらした漢人明子さんでした。(詳しくは、著書『「内部被ばく」こうすれば防げる!』をどうぞ♪)
やがて、市民団体と行政を繋ぐ役割を担うべく、漢人明子さんは市議会議員になります。ですから、生活者としての市民の気持ちも、組織としてどうあるべきかという行政からの見識をも交えて、お話を伺える今回のインタビューは、とても興味深かったのです。
ついつい、行政のやることはぁ〜!!なんて、ぼやいてしまいがちな私ですが、出来る範囲で柔軟に、諦めずに向き合っていかなければならないのだと学びました。
さあ、それでは、「21年前から食品の放射能を測り続けていた小金井市!市議:漢人明子さんに伺うA」をお聴きください♪
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そもそも、放射能測定器を買うことに異議は無いけれども、専任の測定者を置くことが出来ないからと渋っていた市に対し、市民団体でボランティアで計測していくからと宣言して始まった小金井市の放射能測定室! チェルノブイリの日本への直接的な影響は、26年も経った今、確かに薄れてきています。(一番顕著に放射能が検出されたベリー類は、未だにヨーロッパから輸入差し止めになるジャムなどもあるそうですが・・・)持ち込まれる検体も少なくなってきた去年、考えてみもしなかった事態を迎えました。国内産の食品を測らなければ安心できないという緊急事態・・・。
急に増えた検体を、どのように処理するか!
検査結果を、どのように発表するか!
当初の目的として明記してある食品だけでなく、土や堆積物なども測りたい!
これらに付随する責任と管理や対応・対策・・・動けば動くほど、処理しなければならない問題が増えてくるのです。
「ある意味、市民団体がボランティアでやっていたからこそ、続いてきた。」という、前回の漢人明子さんの声が蘇ってきます。小回りが利かないと、生活に寄り添った動きには発展しません。
行政に頼るだけでは不十分!自分たちで出来ることをしていかなければ!!という思いは、今回の取材で少し変わってきました。行政に頼るだけでは不十分!行政に添える何かを模索すれば、何かを変えることが出来る!??
次回も、お楽しみに♪ (^^)v
漢人明子さんのホームページはこちら・・・
http://kando.cc/
ラベル:漢人明子